ハンドパンという楽器の演奏に合わせて、その音からインタラクティブに生成されるデジタルアートを制作しました。制作のテーマは、工藝×テクノロジー、アウトプットの目標は「動く版画」です。

枯山水の庭と、太陽あるいは月のようなものをイメージしました。これは禅における書画の一つである「円相」を想起させます。円相は悟りや真理、仏性、宇宙全体を象徴的に表現したもので、その解釈は見る人に委ねられています。

variation

実験も兼ねて他のパターンも制作しました。

動画ではキーボードによって形を切り替えています

画面を自由に動かしたり色を変えることで、でバリエーションが広がります。

珈琲茶箱による喫茶のおもてなし・茶室の設えとともに展示しました。


工藝・音楽・映像の融合実験 ーアニュラスプロジェクトー
[工藝]による茶箱・茶室という交流のための「設え」と鍛金技術を応用した新しい楽器「ハンドパン」の音楽、
版画作家による音と連動したコンピュータグラフィックス
身体性を伴うアナログなクリエイションを基軸に、一期一会の瞬間をデジタルで捉えた表現を試みています
ハンドパン: 響楽舎
珈琲茶席: 鍛工舎・丸嘉小坂漆器店
竹茶室: 長岡銘竹・伊藤平・臼井織物
珈琲提供: 大山崎coffee roasters
デザイン監修: YANOBI
総合プロデュース: chiyorozu
2023.11.5 @ATVK(アート&テクノロジーヴィレッジ京都)