版と版画を対にした大型作品です。個展のために制作しました。

展覧会ステイトメントより:
ひとつの小さなかけらから始まる宇宙や生命。この過程が、コンピュータ・プログラミングによって生成される世界にも見られます。それは版画という身体的な作業とは対称的に思えますが、ある意味でコードを書くことは版を作ることに、描かれた形をモニタに映すことは摺ることに似ています。版画の特徴は、版と摺られた作品が同時に生まれる点です。長い時間向き合う「版」を前に、本質はどこにあるのだろうという問いから、私は版自体も含めた新たな試みを行います。版と摺られた作品、両者は互いに反映であり、同時に共存し内包しています。

process

油性木版画、和紙
Oilbase woodblock print, washi paper
91.5×162cm / 97.5×242cm
2024

2024.4.11~4.27 個展『Reflection』
Rise gallery(東京都)